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学校にスポーツドリンクはNG?まだまだ遅れている学校での熱中症対策   [2018-08-02]

記録的な猛暑に襲われている今年の夏には、暑さに関わるニュースも多数目にします。そんな中あらためて注目されている「学校での熱中症対策」。
 
昔に比べると水筒の持参が当たり前のようになるなど学校での熱中症対策も進歩しているようですが、まだまだ保護者や世間から疑問を投げかけられそうなルールを設けている学校もあるようです。
 
熱中症対策に必要な飲み物とは
 
「熱中症対策にはただ水分を摂取するだけではいけない」ということを知っている方も、現在ではかなり多くなっているように感じます。
 
そんな熱中症対策として効果的な飲み物といえば「スポーツドリンク」があります。
 
スポーツドリンクの代表格であるポカリスエットは、100ml中49mgのナトリウムを含みます。これは日本スポーツ協会が推奨する熱中症対策にふさわしい飲み物の条件(100ml中40~80mgのナトリウム)を満たしています。
 
汗をかくことで体からは水分だけでなく塩分も失われてしまいますので、効果的に熱中症対策を行っていくためにはポカリスエットのような飲み物が必要といえます。
 
スポーツドリンクをNGとしている学校も
 
上記のように熱中症対策には不可欠なスポーツドリンクですが、学校によってはその持参が禁じられているケースもあります。
 
エアコンが設置されていない学校では次から次へと汗をかいてしまいますので、水やお茶だけでは熱中症対策としては不十分になる可能性があります。また、たとえエアコンが設置されている学校でも、この暑さですから登下校でたっぷりと汗をかきます。
 
ですから子どもたちの安全を考えるのであれば、スポーツドリンクの持参禁止というルールはすぐにでも解除すべきでしょう。
 
 
スポーツドリンクが虫歯の原因に
 
スポーツドリンクの持参が禁じられている学校がある一方で、中にはスポーツドリンクを持参するように言われる学校もあります。
 
そういった学校では、保護者の方が「スポーツドリンクは歯に良くないのでは?」と心配するケースもあるようです。
 
確かにスポーツドリンクばかりを飲んでいるとそれが虫歯の原因になる可能性もありますが、熱中症対策として適度に飲む分にはそれが虫歯の直接の原因になることは考えにくいでしょう。
 
スポーツドリンクの持参を禁止している学校ではこうした部分もその理由に含まれているかもしれませんが、そうであれば夏季や運動会といった特に熱中症対策に気を配らなければいけない時だけスポーツドリンクの持参を認めるようにすれば良いのではないでしょうか。
 
まとめ
熱中症は、きちんと正しい対策を行うことで100%防ぐことができるという風にもいわれています。だからこそ学校現場では、正しい知識による熱中症対策をさらに徹底していくことが求められます。
 
【参考ページ】
https://www.fnn.jp/posts/00338971HDK
http://www.tsujimurasika.com/dictionary/sports-drink-and-caries/
 

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